ネタニヤフ首相は「完全な奇襲と継続的な取り組みにより、ガザにいる『イスラム聖戦』の幹部を全員殲滅した。数十人のテロリストを殲滅し、17の『イスラム聖戦』司令部、ミサイル貯蔵所、対戦車部隊などを破壊した」と報告した。
また、ネタニヤフ首相は、イスラエル国防軍の指揮官と戦闘員、イスラエル公安庁、そしてイスラエル国民が「忍耐力を示した」ことに感謝した。
一方、イスラエル国防軍は同日、ガザ地区北部にあるイスラム原理主義組織「ハマス(イスラム抵抗運動)」軍の拠点を攻撃したと発表。「ガザ地区からのミサイル発射に対応して、イスラエル国防軍の戦車はハマスの2つの軍事拠点を攻撃した」という。
イスラエル国防軍は、ガザ地区から発射されたミサイルは空地に着弾したと発表した。しかし、パレスチナのメディアによると、ハマス側は、ミサイル発射は技術的な失敗によるものだと主張している。
「イスラム聖戦」司令部とそのインフラを破壊するイスラエル国防軍の軍事作戦は、9日夜に開始。その間、約1000発のロケット弾がイスラエルに向けて発射され、そのうちのいくつかは住宅地に落下した。1人が死亡し、数人が負傷した。イスラエルは、ガザ地区にある数百の標的を攻撃して対抗。上級指揮官数名を含む33名のパレスチナ人が死亡した。
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