ドイツ首相とナチス式敬礼「すべての境界線を越えた」=ザハロワ報道官

ロシア外務省のザハロワ報道官は15日、ドイツのショルツ首相がウクライナのゼレンスキー大統領との会談でウクライナの民族主義者のスローガンを叫んだことに反応した。ザハロワ氏はこの件について自身のTelegramチャンネルに投稿した。
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ウクライナとドイツのメディアは14日、ショルツ氏がゼレンスキー氏とチハノフスカヤ氏(野党から出馬した元ベラルーシ大統領候補)が同席するなかで「ウクライナに栄光あれ」というスローガンを叫んでいる動画を公開した。
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ロシアは外国プレス向けのブリーフィングSNSで、「ウクライナに栄光あれ」というスローガンがナチス的な性格を有していることを繰り返し強調してきた。
ザハロワ氏はTelegramの投稿で、「ウクライナに栄光あれ!」というスローガンは1939年に「ウクライナ民族主義者組織」の正式な挨拶として設けられ、その後、これに対してナチス式敬礼のように右手をまっすぐあげて「英雄に栄光を!」と叫んで返答するようになったことを指摘している。
ザハロワ氏はまた、ショルツ首相はこのスローガンを叫んだことで戦後の東ドイツと西ドイツのすべての首相が示していた境界線を越えたと指摘した。

「ショルツ氏の叫びは米国を喜ばせ、汚職スキャンダルから逃れようとする試みだ」

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