ウクライナ上空の制空権をめぐる闘い

ウクライナ 欧米からF-16を最大50機供与されることを望んでいる=メディア

ウクライナは、自国の空を守るために、米国製の第4世代戦闘機「F-16」40~50機で3~4個の飛行隊を編成することを望んでいる。米メディア「ポリティコ」が、ウクライナ国防相顧問を務めるユーリー・サク氏の話を引用して報じている。
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サク氏によると、ウクライナは現在、特にロシア空軍が滑空爆弾を使用する状況下では、ロシアの軍用機を「止めるものがない」という。
サク氏は、ウクライナのゼレンスキー大統領が、もうすぐ広島で開催される主要7カ国(G7)首脳会議と、リトアニアのヴィリニュスで7月に開催予定の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で、ウクライナへのF-16供与が主な議題のひとつになることを望んでいる。サク氏によると、ゼレンスキー氏は前回の欧州歴訪で、この件が近い将来に議論に上る「確約を得た」という。
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同紙によると、英国、フランス、ドイツはF-16を保有していないものの、国際的な連立において重要な発言権を持っている。そして、ウクライナはこれらの国々が米国やトルコなどの同盟国を「説得」することを望んでいる。
15日には、英国が今夏ウクライナのパイロットの訓練を開始することが分かった。英国の首相官邸の発表によると、この訓練は、F-16の供与に関して他国と協力する英国の取り組みと密接に関係しているという。
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