記事では、ブラジル外務省のマウリシオ・リリオ経済担当秘書官の発言が引用されている。それによると、ブラジル外交は、ルーラ大統領が出席する広島でのG7首脳会議で採択される宣言が、ウクライナ紛争に関する同国の立場とは異なる反ロシア的なものとならないよう交渉しているという。
リリオ氏は、今回の議論の結果として発表される文書の1つは、特に世界の最貧国の食料安全保障の重要性に関するものであることに触れ、文書では、ロシアを直接非難することなく、ウクライナ紛争に言及すべきとの見解を述べた。
ブラジルのルーラ大統領は、G7広島サミットのうち、拡大会合が開催される20日と21日に出席する予定。
先に、ロイター通信が匿名の関係者の話を引用して報じたところによると、19〜21日にかけて開催されるG7広島サミットにおいて、G7は対露制裁を強化する予定で、なかでもロシア軍に有益となる可能性のある商品のロシア輸出を抑制することを目的としているという。また、「第三国が関与する制裁逃れ」の阻止を目的としている。
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