マスク氏が謝罪、ソロス氏を「X-メン」の悪役と比較したのは不適切

米国の実業家イーロン・マスク氏はウクライナをはじめとする国々の政権転覆に関与してきたとされる米投資家のジョージ・ソロス氏を人気シリーズ「X-メン」の悪役、マグニートーに例えたことを謝罪、マグニートーに対して「フェアでなかった」と表明した。
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先にマスク氏は投稿の中で、ソロス氏は人類を憎んでいるとし、マグニートーにたとえた。
超人的能力をもつ「X-メン」のミュータントたちはこのマグニートーを相手に戦っている。マスク氏はツイートで次のように謝罪した。

「私はこの投稿について謝罪したい。これは実際、マグニート―に対してフェアではなかった」

ソロス氏の活動はその投資活動から否定的に評価されている。また、ソロス氏の財団は一度ならず、他国の政権転換に関与してきたとして悪名高い。ソロス氏は自身の資金がウクライナで2004年にオレンジ革命を、そして2013年にはユーロ・マイダンを引き起こしたことを否定していない。一部の国々では内政干渉でも批判されている。
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ソロス氏は国際的な助成財団「オープン・ソサエティ財団(ロシアは2015年、同財団を望ましくない組織に認定)」を設立し、1990年代初頭以降、世界各国、特に東欧でリベラルな価値観を広めてきた。祖国ハンガリーでは、同国のオルバン首相がソロス氏について、ハンガリーの内政に干渉し、文化的伝統に反する「価値観」を植え付けたとして非難している。
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