「正しい評価を下すことは決してない」 米投資家ロジャーズ氏、国際金融機関の消滅を予想

国際通貨基金(IMF)、世界銀行、米連邦準備制度理事会(FRB)は今後消滅する可能性がある。米国の投資家で作家のジム・ロジャーズ氏が、スプートニク通信のインタビューで語った。
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国際金融機関の将来について尋ねられたロジャーズ氏は、次のように答えた。

「IMFや世銀で働く官僚たちは、自分の仕事を愛し、たくさん稼ぎ、国際社会で尊敬されている。私の知る限り、彼らは正しい評価を下すことは決してない。そして、常に過ちを犯す人たちは、最終的には消えていくのだ」

ロジャーズ氏は、IMFの古い年次報告書を見れば個別の国に関するIMFの肯定的な評価が見つかると強調し、「しかし5年後にその国は破産している」と述べた。
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同氏はFRBについて、米国にはその歴史において3つの中央銀行が存在したが、最初の2つは同じようにたくさんの過ちによって消滅したと指摘した。ロジャーズ氏は「そして現在われわれが持っているもの(FRB)も頻繁に過ちをおかしている。したがって最終的には消え去るだろう」と語った。
なお同氏は、FRBは2023年には消滅しないと指摘した。ロジャーズ氏は、FRBが消える前にIMFと世銀が「去る」と考えているが、これらの機関は世界で大きな影響力を持っているため、「今すぐに」ではないという。
スプートニク通信は先に、グローバルサウス(途上国、新興国などの総称)はIMFなどの国際金融アーキテクチャーの存続可能性に疑問を抱いていると報じた。グローバルサウス諸国は、IMFがウクライナの要求通りに無条件で多額の資金を提供しているのは、IMFがもはや独立した金融機関ではなく、米国が影響力を行使する道具であることを物語っているとして、不満を示しているという。
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