2022年のロシアの国民1人あたりのGDP、過去最大水準に近づく

2022年のロシアの国民1人あたりの国内総生産(GDP)は1万5000ドルを上回り、2013年の過去最大水準に近づいた。スプートニク通信が国際通貨基金(IMF)のデータを分析した。
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データによると、ロシアの2022年の国民1人あたりのGDPは1万5440ドル(約213万円)だった。前年より2820ドル増加(前年比22.3%増)し、2013年(1万5930ドル)以来の高水準となった。
2022年の国民1人あたりのGDPは、調査した100か国のうち74カ国で増加した。成長率が最も高かったのは、ガイアナ(89.1%)で、続いてアルメニア(40.6%)、グルジア(ジョージア、33.4%)、クウェート(32.7%)、セーシェル(31%)の順だった。
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一方、25か国で減少した。そのうち19か国は欧州の国だった。最も減少幅が大きかったのは日本(マイナス15.2%)で、スウェーデン(マイナス8.6%)、韓国(マイナス7.9%)と続いた。そのほか減少幅が大きかった上位10か国には、ハンガリー、フランス、チリ、フィンランド、ルクセンブルク、ドイツ、イタリアが入った。
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