レポートによると、ロシアは約1200キロに戦線沿い約10キロ毎にロシア領内へ6~7キロ入った位置に大型の電子戦システムを配備している。システムは主にドローンを無力化するために設計されている。
RUSIによれば、無線偵察ステーションや無人機ハッキング装置の「シポーヴニクAERO」といったロシアの最新システムは検出しにくい上、他のシグナルを模倣することができる。電子戦システムは敵のナビゲーションシステムを妨害するなど、ドローン撃墜のための複雑な機能をもっている。
報告書にはどの型のドローンが撃墜され、それが全体のどの程度の割合で占めているかは明記されていないものの、ドローン専門家のジェームズ・パットン・ロジャース氏はビジネスインサイダー に対し、失われた無人機のほとんどは「監視に使われる比較的安い小型の商用タイプ」と語っている。
また、ロジャーズ氏は数値は「おそらく水増しされている」としながらも、ロシアの電子戦システムがドローンの頻繁な使用に対抗するためにいかに効果的になったかを強調していると評価している。
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