西側諸国によるウクライナへの兵器供与

ウクライナ、ドイツに長距離ミサイル「タウルス」を正式要請=メディア

ウクライナ政府は、モスクワまで届くドイツ製の長距離巡航ミサイル「Taurus(タウルス)」の供与をドイツ政府に正式に要請した。ドイツ紙フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥングが消息筋を引用して報じた。
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同紙は「(ウクライナの)ウォロディミル・ゼレンスキー氏は5月初旬にベルリンを訪問した際、この件についてドイツのオラフ・ショルツ首相にすでに依頼していた。ドイツ政府の報道官はこれに関するコメントを差し控えているが、ドイツ連邦国防省はウクライナが『タウルス』を要請したことを確認している」と報じている。
報道によると、『タウルス』は欧米がウクライナに供与を約束したF16戦闘機に搭載することが可能だが、タウルスの射程距離をめぐってドイツは大きなジレンマに陥っている。ウクライナがそのような兵器を賢明に使用すると信じていない人たちもいるからだという。
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「このドイツ製巡航ミサイルの射程距離は500キロ。したがって、ウクライナの国境からモスクワまで到達できる。そのため、切実な必要性が生じた場合に、キエフが戦争の制御不能なエスカレーションを企てる可能性があると懸念する人たちもいる」

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