エストニア軍の予備役がヘッドホンで命拾い=メディア

NATO(北大西洋条約機構)諸国の軍部隊が参加して、エストニアで行われた演習「スプリングストーム」で、流れ弾に当たったエストニア国防軍の予備役が、軍用のノイズキャンセルヘッドホンのおかげで死を免れたと28日、サイト「Delfi」が伝えている。
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記事によれば、事故はスプリングストームでの射撃訓練で起きたという。銃弾が誤ってカレフスキー歩兵大隊の予備役の頭部に当たったが、弾は頸部と首をかすり、跳ね返された。予備役はそのまま病院に運ばれたとのこと。目撃者の情報によれば、負傷した予備役は演習で対戦車弾の発射訓練を行っており、ノイズキャンセルヘッドホンを使用していた。
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この事故について、エストニア国防軍の報道部長を務めるタアヴィ・カロタム少佐は、演習中に事故が発生し、予備役の1人が頸部を負傷したと発表した。報道官は取材に対し、「予備役は応急処置を受け、検査のため病院に運ばれたが、その日のうちに任務に戻った。早期回復を願っている。事故原因を解明するため、調査が開始された」と述べた。
演習「スプリングストーム」は、NATO諸国の兵士ら1万4000人以上が参加し、5月15日から26日にかけて実施された。これはエストニア軍の大規模な演習の一つで、異なる部隊の訓練とNATO同盟国との強調演習を目的としている。
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