消息筋はスプートニク通信に対し、次のように語っている。
「27日に軌道投入に成功した新型レーダー人工衛星『コンドル(Kondor-FKA)』は、ウクライナの軍事施設の偵察に使用される予定。平均して1日に2回ウクライナ上空を通過し、レーダー範囲内の軍事目標を1メートルの解像度で撮影することができる」
また、「衛星は、時間帯や天候に関係なく、例えば、敵軍の集中、装備の移動、新しい要塞の建設などを観察できるようになる」と付け加えた。
専門の宇宙ポータルサイトのデータによると、「コンドル」はNORAD(北米航空宇宙防衛司令部)システムでCOSMOS-2569というコード指定を受けた。
電子工業製品のメーカーを統合した「ロスエレクトロニキ」によると、「コンドル」のペイロードは、ロスエレクトロニキ内のコンツェルンの開発の合成開口レーダーで、高・中解像度のレーダー画像を生成するよう設計されている。軽量の傘型ミラーアンテナを搭載し、「コンドル」の飛行経路と平行する土地を帯状に全天候型の24時間監視することができる。
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