映像はメキシコ北東部タマウリパス州で撮影されたもの。映像に映った男は同国最古の犯罪組織とされる「カルテル・デル・ゴルフォ」に所属する戦闘員とみられる。男は同組織のシンボルとなっているスコーピオンのロゴを着用している。映像からは男がジャベリンのほか、自動小銃AK-47を手にしていることが確認できる。
同組織の戦闘員がジャベリンを携帯している様子は2020年にも確認されていた。その際、米国政府は調査を実施し、ホンジュラスの元国会議員を経由して犯罪組織の手に渡ったことを突き止めていた。
ロシアによる特別軍事作戦開始後、米国はウクライナに数万丁のジャベリンを供与した。供与から間もなくジャベリンはブラックマーケットに流通、ジャベリン本体は2万ドルから6万ドル、ジャベリン用ミサイルは3万ドルが相場。
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