商務部の発表によると、双方は米中間の経済協力、貿易、テスラ社の進出について幅広く突っ込んだ意見交換を行ったという。
中国側によると、米中の経済は深く結びついている以上、双方は相互敬意、平和な共存、及び互恵関係を土台として経済協力、貿易協力を進める用意があると表明したとのこと。さらに中国側は習近平国家主席の発言を引用し、地球は米中の共栄を内包できるほど広大だと伝えた模様。
これに対し、マスク氏は中国経済のポテンシャルを高く評価し、協力強化に向けた姿勢を表明したという。
先にマスク氏は工業情報化部トップとも会談し、交通機関における電気自動車のシェア拡大に向けて意見を交わした。さらに外交部トップとも会談し、サプライチェーンの断絶に反対するとしたほか、中国におけるビジネスを拡大する用意があると表明していた。マスク氏は米中の利益は密接に結びついている以上、「結合双生児のように不可分」とコメントしていた。
テスラ社は「ギガファクトリー上海」を設置しており、中国市場は同社の自動車販売台数で第2位を占める重要な市場。4月にマスク氏は電気バッテリーを製造する工場、メガパックを上海に設置すると表明していた。この工場では年間10万台のバッテリー製造が可能になる模様。
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