米下院、債務上限引き上げに関する法案を採択

米連邦下院は債務上限の引き上げに関する法案を賛成多数で採択した。下院の中継で明らかになった。
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法案は賛成314票、反対117票で採択された。採択後、法案は上院の採決に回される。上下両院による承認を経てジョー・バイデン大統領が法案に署名することで正式に成立する。これにより米国政府の債務不履行は回避される見通し。
法案には野党・共和党の改革案に従うことで、債務上限を2025年1月まで引き上げることが盛り込まれている。
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バイデン大統領は5月29日、ケビン・マッカーシー下院議長との間で、デフォルトを回避するため、債務上限問題で合意に達し、然るべき法案が議会に提出されたと明らかにしていた。両者の合意には、2025年1月まで法定債務上限の効力を停止することが盛り込まれている。
一方、マッカーシー下院議長は、米フォックスニュースに出演した中で、バイデン大統領は合意したが、民主党は協議の結果に落胆していると述べ、「民主党は今、がっかりしていることだろう。法案には彼らの希望は何一つ盛り込まれていない」と指摘した。
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