ウクライナ国境と接する露ベルゴロド州 ウクライナ軍が砲撃 8人が負傷=同州知事

ウクライナと国境を接するロシア南部ベルゴロド州のシェベキンスキー地区では、ウクライナ軍による砲撃が続いている。現地ではけが人が出ており、8人が負傷した。死者は出ていない。同州のグラトコフ知事が発表した。
この記事をSputnikで読む
グラトコフ氏によると、砲撃は住宅に対して行われ、民間人が銃撃にさらされている。
同知事は、銃撃にさらされている現地のシェベキノ市と近隣の村から現在自力で避難している人々に対する緊急宿泊支援を発表した他、地区や市の行政が砲弾の飛来や爆発が収まった頃に人々を避難させることに取り組んでおり、そのための一時宿泊施設を準備していると強調した。
グラトコフ氏は、子どもを対象とした避難も5月31日以降継続して行われていると明らかにした。
グラトコフ州知事は、ベルゴロド州におけるウクライナ軍の突破に関する情報を否定した。同氏によれば、ウクライナ軍はその現場にいなかったし、現在もいないという。
ロシア大統領府のペスコフ報道官によると、プーチン大統領は、シェベキノ周辺の状況に関連して、国防省、国境警備局、ロシア連邦保安庁(FSB)、非常事態省、現地当局から常に報告を受けている。
シェベキノ地区は定期的にウクライナ軍による砲撃を受けているが、ここ数日は止むことなく続いている。特に激しい砲撃に見舞われたのは同地区の行政の中心であるシェベキノ市で、5月31日だけでアパート37棟、住宅29軒、車両70台以上が被害を受けた。
コメント