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人工知能による人類滅亡の確率 専門家が算出

米マサチューセッツ工科大学の物理学者で人工知能の専門家であるマックス・テグマーク氏は、人工知能(AI)が50%の確率で人類を滅ぼすと指摘している。英「デイリー・メール」が報じている。
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テグマーク氏は、地球上で最も賢い種である人間が、多くの動物種の絶滅の原因となっていると述べている。そのため、AIが人間よりも賢くなった時には、人間も同じ運命をたどる可能性があると警告している。

「今警告しているのは、もし人間が、我々よりもはるかに賢いコンピューターに社会の制御を奪われた場合、我々に悲しい結末をもたらす可能性があるということだ」

世界をリードする研究者の中には、近い将来、AIが自律型兵器やロボットの開発に利用される可能性があると考えている人もいる。しかし、平和的なソフトウェアであっても、十分な注意を払ってプログラムされたものでなければ、人間に対して致命的な決定を下す可能性があるとテグマーク氏は指摘している。
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物理学者のテグマーク氏は、AIによって人類が滅亡する危険性について警告する声明に署名した一人でもある。
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