日米豪比、初めて防衛相会談を実施

日本、米国、オーストラリア、フィリピンの防衛相は3日、シンガポールで開催された「シャングリラ・ダイアログ(アジア安全保障会議)」の傍ら、初めて会談を実施した。共同通信などが報じた。
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日本の防衛省の発表によると、シャングリラ会合出席のためシンガポールを訪問中の浜田防衛相は、ロイド・オースティン米国防長官、リチャード・マールズ豪副首相兼国防大臣及びカリート・ガルベス比国防大臣代行との間で会談を実施。「日米豪比の防衛相会談は、今回初めて開催された」と述べられている。
四大臣は、地域における共通の課題や四か国の協力の拡大について議論したほか、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、ともに取り組むことを確認したとのこと。
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また、共同通信によると、四大臣は、南シナ海などを艦艇により航行し、違法活動を抑止する「共同巡回」などについて協議したとされている。
これより前、日本、フィリピン、米国の海上警備隊は、6月1日から7日までフィリピン海域で合同演習を初めて実施すると発表された。
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