ジョフクバ氏は「反転攻勢を成功させたいのであれば、大砲、装甲車、戦車など、自由に使えるすべてのものが必要だ。おそらく、それらは十分ではない」と話した。
ジョフクバ氏によると、ゼレンスキー氏がこの1ヶ月間でこれだけ多くの国を訪問したのは、より多くの兵器を入手する必要があるからだという。同氏は、ロシア軍の攻撃により、米国のパトリオットを含む防空ミサイルの在庫が枯渇していると指摘。ウクライナには、これらの防空システム用の砲弾も不足していると強調した。
これに先立ち、ゼレンスキー氏は、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューに対し、ウクライナにはより多くの西側兵器が必要だが、「何カ月も待つ」ことはできないと述べた。一方で、ウクライナは現在、反転攻勢に向けた準備ができていると指摘した。
ロシアの専門家らは反転攻勢を巡る様々な表明について情報戦の一種だと分析している。ウクライナ側は反転攻勢を開始すると警告することでロシア側を緊張状態に留めて置くことができるほか、軍事支援の成果を求める西側への「報告」を行っている模様。
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