この研究の著者らは衛星画像を用いて初めて、温室効果ガスが海氷域に与える影響を従来のように個々の区画ではなく、その総面積で推定したのです。科学者たちは氷が融解モデルの修正を行い、その精度の検証するために1979年から2019年までの宇宙からの観測データを用いたところ、海氷域は1990年代以降、特に急速に減少していることがわかった。
調査ではまた、人間の活動が海氷の融解に及ぼす影響は通年で見られ、特定の月ではないことが結論づけられた。海氷の厚さが最も薄くなるのは北極圏の9月で、これが融解のピークとされている。
スプートニクはこれまで、グリーンランドの氷河の融解速度が進んでいるために、2100年までに世界海洋の水位の上昇は現在予想されているよりも6倍速まると報じている。
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