遭難が確定 潜水艇「タイタン」は水圧で爆発

米国沿岸警備隊は「タイタニック」号の探索に向かったまま、消息を絶っていた米企業「オーシャンゲート・エクスペディション」の潜水艇「タイタン」の乗組員の遭難を確認した。米国沿岸警備隊の発表によれば、沈没したタイタニック号の船首から約500メートル離れた海底で「タイタン」の船尾翼部分が発見された。残骸から水圧による爆発が起きたことが明らかになった。
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米沿岸警備隊によると、捜索を行っている深海潜水艇は「タイタン」の残骸の見つかった現場でさらなるデータ収集のために活動を続ける。活動継続の期限は設定されていない。捜索活動関係者は、残骸が見つかった地点の深さと作業の困難さから、遺体が発見される可能性はほとんどないと認めている。遺族にはすでに死亡が通知されている。
【まとめ】潜水艇の失踪地点で残骸発見=英マスコミ 現時点でわかっていること
米沿岸警備隊が遭難を確定する前に、タイタン号のツアーを組織した「オーシャンゲート・エクスペディション」は乗組員の生存の見込みはおそらくないことを認めていた
米企業「オーシャンゲート・エクスペディション」は19日、1912年に大西洋で沈没した「タイタニック」号の探索に向かっていた自社の潜水艇「タイタン」が消息不明となったと発表した。同社は25万ドル(3500万円)で、海底4000メートルまで潜り、「タイタニック」を見学するツアーを行っていることで知られている。
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