運命の航海:潜水艇「タイタン」沈没事故

米沿岸警備隊は、行方不明になっていた米企業「オーシャンゲート・エクスペディション」の潜水艇「タイタン」の残骸をタイタニック号近くで発見し、乗員乗客5人が全員が死亡したと発表した。「タイタン」は18日よりタイタニック号見学ツアーに出発したが、19日、消息を絶っていた。
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「タイタン」には、オーシャンゲート・エクスペディション社のストックトン・ラッシュCEOをはじめ、フランスのベテラン深海探検家ポール=アンリ・ナルジョレさん、英国の億万長者で宇宙旅行者のヘイミッシュ・ハーディングさん、パキスタンの実業家シャザダ・ダウッドさんと息子のスレマンさんの計5人が乗船していた。
「タイタン」の捜索は4日間にわたって行われたが、船体の残骸が発見されたことで全員の死亡が確認された。
オーシャンゲート・エクスペディション社は、深海探検家であるラッシュCEOが2009年、潜水艇の技術を発展させ、観光客に深海の旅を提供することを目的に設立したツアー会社。同社は、タイタニック号への7日間ツアーを25万ドル(約3600万円)からと宣伝していた。
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米企業「オーシャンゲート・エクスペディション」の潜水艇「タイタン」

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格納庫に保管されていた潜水艇「タイタン」

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22日、マサチューセッツ州ボストンの沿岸警備隊基地で報道陣の取材に応じる米沿岸警備隊のジョン・モーガー少将(マイク中央)

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1996年9月、タイタニック号の最年少乗客で最後の生存者の英国人女性、ミルヴィナ・ディーンさん(当時84)と談笑するポール=アンリ・ナルジョレさん(左)。ナルジョレさんは元フランス海軍士官で、数十年にわたり何度もタイタニック号を訪れているエキスパートとして知られていた

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潜水艇「タイタン」によるタイタニック号探索のイメージ図

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2016年6月、ボストンで行われた海底探査後の発見に関するプレゼンテーションで、定期船「SSアンドレア・ドーリア」の残骸の投影画像を見せる「オーシャンゲート・エクスペディション」のストックトン・ラッシュCEO(61)

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タイタニック号沈没で亡くなったドイツ出身で米国の実業家イシドール・ストラウスとアイダ夫人。1910年頃撮影。潜水艇「タイタン」のツアーを運営する「オーシャンゲート・エクスペディション」のストックトン・ラッシュCEOの妻ウェンディさんは、夫妻のひ孫にあたる

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6月20日、ワシントン州のエバレット港に置かれたトレーラーに描かれた「OceanGate」のロゴ。深海探検家であるラッシュCEOは2009年、潜水艇の技術を発展させ、旅行者を深海に連れて行くことを目的に同社を設立したという

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潜水艇「タイタン」に乗船していたパキスタンの実業家シャザダ・ダウッドさん(48)と息子のスレマンさん(19)

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潜水艇「タイタン」に乗船していた英国の億万長者で宇宙旅行者のヘイミッシュ・ハーディングさん(58)

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2013年6月、「オーシャンゲート・エクスペディション」の潜水艇「アンティポデス」でフロリダ州フォート・ローダーデール沖に潜航し、支援艇と交信するストックトン・ラッシュCEO(左)

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タイタニック号を撮影する「オーシャンゲート・エクスペディション」の潜水艇クルー

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6月21日、潜水艇「タイタン」の捜索を行うフランスの調査船「アタランテ」と上空を飛行する米沿岸警備隊エリザベスシティ航空基地の輸送機

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タイタニック号第5次探検の旗に署名する英国の億万長者で宇宙旅行者のヘイミッシュ・ハーディングさん

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「オーシャンゲート・エクスペディション」の探検ツアーで撮影されたタイタニック号の残骸

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