空飛ぶ「無敵の捕食者」と「致死」戦車 米軍事コラムニストがロシアの空陸の軍備を評価

軍事、防衛ニュースの 19FortyFiveは ロシアの攻撃ヘリコプターKa-52(アリゲーター)がウクライナ軍への攻撃で成功を収め、「無敵の捕食者」としての地位を堂々と確立していること、またT-14アルマータ戦車は、多くの技術的特性でNATOの装備を凌駕しており、米エイブラムスの「キラー」になる可能性があると評している。
この記事をSputnikで読む

攻撃ヘリコプターKa-52

ロシアのKa-52(カモフ52、アリゲーター)は2人乗りの重武装攻撃ヘリコプター。重装甲車両への攻撃などの突撃、偵察、重要軍事目標の保護用に設計。数トンのミサイルと弾丸が搭載でき、武装は口径30ミリ自動砲。さらに一部の機種は機首に搭載された前方監視赤外線カメラで照準が可能。
19FortyFiveは「ロシアのパイロットは相手を捕獲する技の策定しており、アリゲーターは今でも戦場で恐れられる 『本物の捕食者 』」と評している。コラムニストが特に注目するのは、Ka-52が地形を利用し、極めて低い位置から目標に忍び寄り、敵の防空網から見えないようにする能力。

Т-14 戦車「アルマータ」

Т-14 戦車「アルマータ」
19FortyFiveのコラムニストはロシアのT-14アルマータ戦車と米エイブラムス戦車が戦場で対決する場面を想像し、その技術的特性を比較した。コラムニストはT-14アルマータの主な利点はより高度な防御力にあるとしている。Т-14は高強度の装甲のみならず、「マラカイト」の第4世代の爆発反応装甲、「アフガニート」の防御補助システム、世界に類のない無人砲塔を備えている。無人砲塔の場合、司令官、砲手、操縦者からなる戦車乗員が戦車とは全く別の位置にいて、タブレットとコントロールパネルによって特別なカプセルから砲撃を制御する。全体像の把握はセンサーとカメラに委ねられている。
また、アルマータ(重量55トン)はエイブラムス(70トン)よりも軽量でスピード、機動性ともに高いため、橋を渡る、市街地や狭い通路を移動するという際に歩兵を支援する機動性でアルマータに軍配が上がると指摘している。また、アルマータは赤外線サーマルカメラを装備しており、昼間は5キロ、夜間は3.5キロまでの目標の探知、破壊が可能。
アルマータとエイブラムスの武装の比較では、19FortyFiveはアルマータ砲の射程距離(8キロ)はエイブラムス(5キロ)や他のNATO戦車よりも長距離。このように、T-14アルマータ戦車は、NATO装甲車と比較した場合、劣るパラメーターは一切なく、いくつかの点では上回っている。19FortyFiveは、NATO装甲車は「致死戦車」アルマータを前にしては勝ち目がないと結論づけている。
西側諸国によるウクライナへの兵器供与
ウクライナで独戦車「レオパルト」大破 米国はエイブラムス供与の意味を逸失=軍事評論家
スプートニクは、NATO戦車エイブラムスとレオパルトがロシアのアルマータに安々と鹵獲されるだろうとする記事を紹介している。
関連ニュース
オランダ、ウクライナ向けにレオパルト1戦車を追加購入する計画=メディア
ウクライナに引き渡されたレオパルト2戦車の大きな欠点が明らかに
コメント