野外聖地の遺跡発掘は2017年に開始された。場所はユトレヒト市から南東におよそ50キロ離れたティール市。遺跡は古墳で中には男女、児童あわせて約60人が埋葬されている。遺跡にはまた数か所の通り道があり、そこを通り抜ける光線によって日が分かるという太陽暦としての役割も果たしていた。
一番大きい丘は直径約20メートルで、丘に開けられた数本の抜け道はそれを通り抜ける光によって祭りの日、収穫の日など重要な日を知ることができる暦の役割を果たしていた。考古学者らは他にも、小型の2つの古墳を見つけており、およそ800年にわたって埋葬場所として用いられていたと説明している。
古墳のひとつからは、現在のイランにあたり、この場所から5000キロ離れたメソポタミアで製造されたガラスのビーズが見つかっている。
関連ニュース