ハイヒールで100メートル走 スペインの男性がギネス記録更新

スペインではこのほど、34歳の男性がハイヒールを履いて100メートル走に挑戦し、世界最速記録を更新した。
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この記録に挑戦したクリスチャン・ロベルト・ロペス・ロドリゲスさんは、規定となる高さ7センチ、ヒールの先の直径1.5センチ以下のハイヒールを履いて100メートルを疾走。安定性とスピードが制限される中、ロドリゲスさんは1度も転倒することなく、ゴールまで走り切った。
打ち出した記録は12秒82。「人類最速の男」として知られるウサイン・ボルト氏の世界記録9秒58よりわずかに3秒24遅い結果となった。
ハイヒールを履いた100メートル走におけるこれまでの最速記録は、2019年にドイツのアンドレ・オルトルフさんが出した14秒02。ロドリゲスさんはこれを1.2秒上回り、みごとギネス記録を更新した。
また、ロドリゲスさんは1型糖尿病の患者でもあるという。それでもこうした記録更新に挑戦するのは「自分のような1型糖尿病患者でも、糖尿病のない人と同じかそれ以上のことができることを証明するため」だという。
ロドリゲスさんが打ち立てた100メートルの世界記録はこれが初めてではない。目隠し100メートル走(12秒45)、後ろ向き100メートル走(13秒17)、片足100メートル後ろ向き走(24.76秒)など、計57のギネス記録を保持している。しかし、今年もさらに多くの記録更新に挑戦すると意気込んでいる。
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