「これは単純かつ純粋に算数の問題だ。米国の抱える任務は防空能力よりも大きい」ダン・カーブラー防空部隊軍曹はこう語っている。
ある上級将校は匿名を条件に、「任務過剰と人員不足に陥っている」と苦情を訴えた。
CNNは、「北朝鮮、中国、イラン、ロシアを含む敵対勢力を抑止する」ために米国防総省が配備した米軍部隊の中では、防空部隊は最も任務過剰な配置のひとつだと報じている。
CNNによれば、米軍は、空軍により多くの人間を惹きつけるために、すでに4万7500ドル(687万円以上)のボーナス支給に踏み切らざるを得なくなっている。
さらに、過労の結果、かかる燃え尽き症候群に対処するため、メンタルヘルス専門家が世界中の部隊に送られている。
防空部隊は米軍の中で派兵される頻度が最も高い部隊。太平洋や中東に駐留しているが、2022年は、NATOの東方面を守り、ウクライナ軍の訓練を支援するために欧州に緊急展開が行われた。
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