報告書の草案に記載された金額は、欧州委員会のウルスラ・フォン・デア・ライエン委員長が2年足らず前に提案した金額よりもはるかに高い。これは、カーボンニュートラル達成のためのコストが上昇の一途をたどっていることを示している。欧州委員会は資金の大半を民間から拠出されることを当てにしているが、EU加盟国の公的予算もまた関与する。
文書では気候変動と生物多様性の危機にかかる出費と結果は未知数である点が強調されている。EUはすでに、2021年から2027年の間のクリーンテクノロジーの発展とエネルギー安全保障のために、複数年予算のほぼ3分の1にあたる5780億ユーロ(90兆8700億円以上)を割り当てている。
スプートニクは以前、欧州委員会がEU諸国に対し、ロシア産ガス供給の完全停止の事態に備えるよう呼びかけたと報じている。
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