西側諸国によるウクライナへの兵器供与

西側がウクライナに供与した武器がフランスの抗議デモで使用されている=露ザハロワ報道官

ロシア外務省のザハロワ報道官は6日、ウクライナに供与された武器がフランスのデモ参加者の手に渡り、警察に対して使用されていると指摘した。
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「西側諸国、北大西洋条約機構(NATO)、フランスが供与している武器そのものや、彼らがウクライナ領内の民族主義者、ナチス、ファシストを支援するために注ぎ込んでいる資金そのものが、ブーメランのように彼らの領土に戻ってきているだけでなく、自国民を襲っている」
マリア・ザハロワ
ロシア外務省報道官

兵器はウクライナ向けだけではない

現在、西側諸国がウクライナに供与した武器がすでに闇市場に出回り、そこから世界中の別の紛争地域に「拡散」し、組織犯罪、テロリスト、さまざまな種類の過激派の手に渡っているという証拠がたくさんある。
ウクライナの兵器は欧州を経由してアフリカへ流れており、アフリカにはウクライナから大量の兵器が流入している。大量の密輸はすでにその「成果」をもたらしている。中央アフリカと南アフリカでは2022年、テロ事件数が過去数年間と比較して50%増え、西アフリカでは20%増加した。アフリカの専門家らがスプートニク通信に語ったところによると、武器はギャング、犯罪組織、テロ組織、また小規模の武装集団など、あらゆるグループの手に渡っており、アフリカ大陸の緊張は高まる一方だという。
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イスラエルのネタニヤフ首相は最近、西側諸国がウクライナに供与した対戦車兵器がイスラエルの国境に現れ始めていると語った。
ロシアの専門家たちによると、武器拡散のコントロールが弱い場所で武器が出現している。闇市場に流れているのは、主に歩兵用の武器や小型の防空システムで、これらは転売されることが最も多く、追跡が困難とされている。
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