自衛隊は2027年度をめどに、サイバー分野の専門部隊を約4千人に増強する計画。宇宙分野でも専門部隊を持つ。新制度を活用し人材確保を図る考えだ。昨年12月に策定した安全保障関連3文書で自衛隊の人的基盤強化を打ち出したのを踏まえた措置。
自衛官に採用した技術者には、レベルなどに応じて階級を付与する。応募しやすいよう、給与も民間企業と同様の水準に設定。民間の専門知識を取り込み、将来の自衛隊内での要員育成につなげる狙いもある。
新隊員の採用では、任期がある「自衛官候補生」と定年制の「一般曹候補生」がある。一般曹候補生での採用割合を増やす。
(c)KYODONEWS