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新しい歯を生やす方法を日本人科学者らが発見

京都大学と福井大学は従来のいればやインプラントに代わる、歯を生やす方法を発見した。研究結果はScience Advances誌に公表されている。
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過剰歯とは決まっている本数以上に歯が生える現象で、人間の場合、通常の32本より多く生えることを過剰歯と呼ぶ。研究チームは過剰歯をサメやげっ歯類の一部のように3列目に歯が生える状態ではないかと仮定した。
この仮定を調べるために行われたマウス実験で、科学者たちは第3の歯の「休眠状態のつぼみ」を発見。この「つぼみ」を刺激することでヒトでの歯も再生が可能かもしれないと考えた。研究の著者らは、歯の発生と3列目の歯の成長を制御するWntシグナル経路を特定した。この経路を研究した科学者たちは、新たな歯の誕生を促しているBMP遺伝子の活性化を標的とするモノクローナル抗体を開発した。
著者らは「歯を再び生やす薬剤が、入れ歯やインプラントと並んで第3の選択肢となる時代が来ることを期待している」と語っている。
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近々、マウス以外の動物を使って、この抗体の安全性と有効性がテストされ、その後、早ければ2024年7月にも臨床試験段階に入る。
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