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スーパーコンピューターが地球の気候大変動を予測

スイスのパウル・シェラー研究所の研究者チームが米国、中国、アイルランド、フィンランド、スウェーデンとともに、スーパーコンピューターを用いて気候モデリングを行ったところ、地球で気候大変動が起きる恐れが示された。研究結果は、科学情報プラットフォーム「サイエンス・ダイレクト」のウェブサイトに掲載された。
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チームはモデリングのために気候モデルと経済モデルをリンクさせ、様々なエネルギーを生産・利用する技術および温室効果ガスの放出削減方法、合わせて1200種類を考慮に入れた。スーパーコンピューターは、2100年までに世界15地域がたどる4000のシナリオを作成した。
研究の主要な執筆者の一人、エヴァンゲロス・パノス氏は研究結果について、「シナリオの約70%が、今後5年間で世界が地球温暖化の分水嶺である摂氏1.5度を超えると予測している」と語った。
この1.5度の上昇は安全が保障される限界であり、それを超えると地球温暖化の影響は不可逆的で破滅的なものとなる。そのため、国際的な専門家たちは、温暖化をこの限界内に抑えるよう呼びかけている。
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チームは、この研究が気候変動対策のための行動計画を策定する上でヒントになるだろうと語っている。
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