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人類が2万5000年以上前に米大陸に到達していたことを示す遺物が見つかる

ブラジル中部で考古学チームが絶滅した巨大な地上ナマケモノ(Glossotherium phoenesis)の骨でつくられた装飾品を発見した。この遺物は2万5000年以上前のもので、これは学者たちが考えていたよりもはるかに早く人類が米大陸に到達していたことを示している。英国の学術雑誌Proceedings of the Royal Society Bに研究成果が掲載された。
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研究チームは、ブラジル中部サンタ・エリナの岩陰遺跡で発見された地上ナマケモノの骨でつくられた装飾品を分析した。骨の表面はなめらかで、貫通孔がある。これは人によって加工されたことを示している。形状と大きさから判断すると、骨はおそらく、例えば首かざりなどの個人の装飾品として使用されていたとみられる。
巨大な地上ナマケモノの骨でつくられた装飾品
年代測定によると、装飾品は2万5000年から2万7000年前のものであることがわかった。これは最初の人々がアフリカを出てユーラシア大陸へ移住した後に米大陸に到着したという初期理論よりも数千年早い。
研究はまた、絶滅した巨大な地上ナマケモノと同時代に人類が大陸を歩き回っていたことを示している可能性もある。この風変りな生物の大きさは現代のゾウの大きさに匹敵し、体長約4メートル、体重は1500キロに達したという。
巨大な地上ナマケモノ
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