ロシア向け輸出の減少はイタリアの製造業に打撃を与えた=伊露商工会議所会頭

ロシア向け輸出の減少はイタリアの製造業者にマイナスの影響を及ぼしている。これはまず消費財の生産に関係しているが、機器メーカーも損害を被る可能性がある。イタリア・ロシア商工会議所のフェルディナンド・ペラッツォ会頭がスプートニク通信のインタビューで語った。
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ペラッツォ氏によると、ロシア向け商品の輸出はこれまでイタリアの輸出全体の4%を占めていたが、現在は0.9%まで減少した。
「イタリアでは、何の問題もない、輸出先を他の国に変更すればいいだけだと言われている。しかし現実はそうではない」
ペラッツォ氏によると、ロシアは国際市場ではあまり知られていない中小規模の製造業者から非常に多くの製品を購入していた。ロシアは彼らに物流を提供し、彼らは自社商品を有利に輸出することができた。このような企業は高品質な商品をつくっているが、そのほとんどは家族経営(シューズメーカーなど)だという。
ペラッツォ氏によると、イタリアの輸出品目の40%を同国ロンバルディア州の2つの県で生産されている機器が占めている。これらの企業の製品はドイツの製品と比べて品質が劣ることはないが、価格が安い。これらの企業は過去20年間にわたってロシアと直接提携してきたが、現在は制裁によって状況は大きく変わってしまい、企業は深刻な経営危機に陥っているという。
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イタリアはロシア産ガスから完全に脱却できない

ペラッツォ氏はまた、イタリアがロシアのガスを完全に放棄するのは不可能であることを認めた。
「ロシアはかなり強大なガス輸出国であるため、ロシアからの供給を完全に放棄することは不可能だ」
ペラッツォ氏は、以前とは違う形ではあるが、ロシアはイタリアに燃料を販売し続けていると指摘した。
同氏によると、欧州は以前、その産業にとって有益だという理由でロシア産ガスを購入していた。ペラッツォ氏は、制裁は一時的なものであるため、欧州とロシアは相互利益のために再び協力する必要があると考えている。
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