飛行制限の緩和は、2021年3月の日米安全保障協議委員会(2プラス2)で実践的な訓練の必要性を確認したことに基づく。22年には9~10月に限り、住宅地上空以外で300フィート(約90メートル)以上の訓練に合意。安全に運用できたとして今年6月上旬、外交、防衛担当者による協議機関、日米合同委員会で7月10日からの実施を決めた。
米軍は技量維持のため200フィートでの飛行訓練を義務付けている。協議の結果、敵のレーダーや対空攻撃の回避、災害時に要救助者を早期発見するためにも、低空訓練が必要との認識で一致した。
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