今日、宇宙文明から送られている可能性のある無線信号の大部分は地球上の電波望遠鏡がとらえているが、人工衛星から携帯電話、電子レンジに、自動車のエンジンに至るまで、いかなる無線信仰も太陽系外から送られる信号に類似したものを作り出すことができる。こうした障害を回避するため、研究者らは空の別の場所から望遠鏡に送られてくる疑わしい信号をすべてチェックし、信号が最初にキャッチされた地区へと何度か立ち戻って、それが一回性の信号ではなかったかどうかを調べているが、こうしたチェックでさえ、信号の発信源が地球上のものではないことの保証にはならない。
プロジェクト「Breakthrough Listen」で開発された新たな技術は、米ウエストバージニア州にあるグリーンバンク電波顕微鏡と南アフリカ共和国に設置されたMeerKAT電波望遠鏡を用い、北天、南天の調査を行うことで、地球からの電波障害を排除し、信号が実際に恒星間の空間を抜けてきたものであることを示す証拠を調べる方法。この他、天の川銀河の数千個の個々の星を、特に銀河系の中心部に注意を向け、集中的に観測する。
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