ウクライナ無人機のテロ攻撃が阻止 モスクワ、クリミアが標的に 露国防省

7月30日にかけての深夜、ウクライナがロシアの首都モスクワに対して実施した無人機によるテロ攻撃が阻止された。ロシア国防省が発表した。同様の手口のテロ攻撃の試みがクリミアに対しても行われたが、これも阻止された。両都市とも犠牲者は出ていない。
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ロシア国防省の情報によれば、首都モスクワを狙ったウクライナのテロ攻撃は7月30日未明に実施された。1機のドローンは対空防衛システムにより空中で迎撃され、残る2機は電子戦の手段により破壊された。その結果、ドローンはビジネスセンター「モスクワ・シテイ」敷地内のオフィスビル付近に墜落した。
モスクワのソビャニン市長はウクライナの無人機による被害は小さいと発表している。
「今日にかけての深夜、ウクライナの無人機による攻撃が行われた。シテイのオフィス・タワー2棟の正面口が多少の被害を受けた。死傷者は出ていない」
現場では緊急事態処理班、治安維持機関の職員らが作業を行っている。
モスクワでウクライナ無人機のテロ攻撃を阻止=露国防省

クリミアの状況

ロシア国防省の発表によれば、ウクライナは30日にかけての深夜、クリミアに対しても無人機によるテロ攻撃を実施。クリミアへのテロ攻撃には25機ものドローンが投じられた。
25基のうち16機は対空防衛システムにより迎撃され、残り9機も電子戦手段によって撃墜された。破壊されたドローンは黒海に墜落している。
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