研究チームは「予備解析は、この線虫がPanagrolaimus属およびPlectus属に属していることを示している。我われは、Panagrolaimus属の個体が後期更新世(約4万6000年前)の時代から『クリプトビオシス(乾眠)』状態にあったことを示す正確な放射性炭素年代測定結果を発表する」と指摘した。
研究チームはシベリア北東部でサンプルを採取した。線虫は地下40メートルの永久凍土の中で眠っていた。
研究チームはスカイ・ニュースのインタビューで、線虫に水を加えたら復活したと語った。この線虫は1か月以内に死んだが、100世代以上にわたって繁殖した。
スカイ・ニュースによると、研究を率いるテイムラズ・クルツチャリヤ氏は「この小さな線虫は、誰もが考えていたよりもはるかに長く仮死状態にあったことでギネス世界記録に認定されるための順番待ちリストに入る可能性がある」と述べた。
研究チームによると、個体の長期生存は絶滅種の再生に寄与する可能性があるため、今回の発見は進化の過程を理解する上で重要だという。
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