「ウクライナ軍は死のコンビネーションに直面した。果てしなく続く地雷原、オペレーターに瞬時に映像を送信するFPV(一人称視点ビュー)ドローン、航空爆雷「ランセット」、ウクライナのドローンの信号を妨害し、使えない状態にしてしまう機能、長距離ミサイル、攻撃用ヘリコプターといったすべてがセンサーとデータ送信のチャンネルの緊密なネットワークと連結している。地雷が無害化されたとしても航空隊ないしは砲兵隊が戦場全体に弾丸を迅速かつくまなくばら撒いてしまう」ライアン退役将軍はこう語っている。
ライアン氏はロシアの防衛を「過去ほぼ80年の間に軍人らが直面した、あらゆる状況よりも数段込み入っており、致死的」と評し、これを突破しようと思えば、ウクライナ軍は軍が総勢でかかるハイレベルのオペレーション・スキルが必要であるものの、そうしたものをウクライナ軍は未だに見せてはいないと語った。
7月に自ら戦線に滞在した軍事アナリストのマイケル・コフマン氏も、これだけの障害は十二分に訓練され、見事な制空スキルをもつNATO軍でさえも克服は難しいとの見方を示した。
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