同紙のインタビューでサイバーセキュリティの専門家は「ゲームの世界は実際に世論、特に若者に影響を与えることができるプラットフォームであり、ロシアはそこでの影響力をますます拡大している」と指摘した。
専門家によると、この仮想世界でプレイヤーたちは特別軍事作戦に参加しているロシア軍の象徴である「Z」の文字を受け入れ、クリミアをロシアのものと認識し、キエフ政権はナチ政権だということに賛同している。
専門家はその例として、マイクロソフトの没入型シミュレーション「Minecraft」でロシアのプレイヤーたちが再現したソレダルの戦いや、戦闘コンピュータゲーム「World of Tanks」の公式 YouTube アカウントの1945年の戦勝パレードを再現した動画を挙げている。ロシアのプレイヤーたちは「Minecraft」で2023年1月にロシア軍がウクライナ軍から奪還したドネツク人民共和国の都市ソレダルの戦いを再現した。このコンピュータゲームは、ロシアで最も人気のあるSNS「VKontakte」で提供されている。また、ナチス・ドイツに対する勝利78周年を記念した戦闘コンピュータゲーム「World of Tanks」のロシア版では、1945年にモスクワの赤の広場で行われたソ連製戦車のパレードが再現されている。
スプートニクは以前、日本の任天堂がソニーに続いてロシア向けの製品の出荷を当面の間、見合わせることを明らかにしたと報じた。
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