リッター氏はこのようにして元中央情報局長官のデヴィット・ペトレイアス退役陸軍大将の発言に対して反応した。リッター氏は、虚言をはいて米国民を欺いているとペトレイアス元陸軍大将をなじっている。リッター氏は米軍は絨毯爆撃においても標的に命中しなかったため、1つの地雷原も破壊できたことはないと断言した。
リッター氏は、現在、問題にしているのは敗戦の連続ではなく、ロシアが持つ対空防衛システムであり、米空軍はロシアがウクライナでの戦闘行為で導入したようなものには一度も遭遇したことがないと指摘している。
リッター氏はペトレイアス氏がイラクについてもアフガニスタンについても虚言をはき、戦争キャンペーンを続けさせるために何度も米議会を混乱に陥れてきたと指摘し、今回もウクライナについて嘘を並べているのは米政府からの指令に従っていると断言している。
「米政権にはあなたが米国民を欺くことが必要なんだ。なぜ数十億ドルもの税金をどぶに捨てるようなことをし続けるのかと、国民が疑問を持たないために」
「ウクライナ軍の機械化大隊は屠殺場に送られている」
リッター氏は「知る権利」をモットーに掲げるYouTubeチャンネルRedactedに出演した中で、NATO加盟国らの指導部はゼレンスキー大統領にウクライナ軍の機械化大隊を「屠殺のために送る」よう強要したと語った。
リッター氏は、このためにウクライナ軍は装甲車による大規模な襲撃戦法に戻らざるを得なくなり、敗北しているゾーンへ送り込まれた機械化大隊はそこでロシア軍の砲火をさらされていると指摘している。
リッター氏は、NATOはウクライナが目覚しい成功を収めていないために、反攻の進展具合に不満を抱いていると強調している。リッター氏はまた、ウクライナ軍は攻撃により頻繁に西側が供与した軍事機器を使用しはじめていることから、NATOはよけいにゼレンスキーへの圧力を行使し始めたと見ている。
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