松野博一官房長官は記者会見で「夏ごろ」とする放出方針に変更はないと強調し「具体的な時期は、安全性確保や風評対策の取り組み状況を政府全体で確認し、判断する」と述べた。
首相はバイデン米大統領、韓国の尹錫悦大統領との3カ国会談に合わせ、尹氏との個別会談を調整している。韓国国内で処理水放出への懸念が強い現状を踏まえ、直接理解を要請する。20日の帰国後、関係閣僚会議を開いて具体的な放出時期を決める。
政府は、漁業関係者の理解を得るため、西村康稔経済産業相らが福島や宮城など地元漁協への説明を重ねている。
(c)KYODONEWS