記事では、国際エネルギー機関(IEA)が最近公表した月報を引用し、7月にロシア産原油が1バレル=64.4ドルで取引されたことに言及されており、「これは昨年G7が設定した60ドルの上限価格を上回っている」と述べられている。
同紙は、上限価格が実施された後もロシアはエネルギー資源の販売から記録的な収入を得ることができたとし、7月だけでも原料による収入は前月比20%増の153億ドルに達したと指摘している。
また記事の中では、欧米による対ロシア制裁が強化されたものの、ロシアと中国が強固な貿易関係を築いていることに注目されている。同紙は、中国がロシア産石油の大幅な輸入増加を報告しているとし、これは国際的な緊張をよそに両国間の信頼が高まっていることを物語っていると結論付けている。
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