アンツェフ氏の話では、電気無人機は重量30キロ、最高速度は時速90キロ、航続時間は気象条件によって変わるが1時間半から2時間。例えば冬場は消費電力のうちわずかな量がサーモスタビライザにいく可能性がある。アンツェフ氏は、新型電気無人機をベースに、オペレーターを一切排除した多機能運輸システムの構築が可能で、実現すればかなりのコスト削減が図れると語っている。無人機は人工知能(AI)によって自分の状態の自律制御が可能だ。例えば、不測の事態にはAIは元の基地に戻るか、不時着をするかの緊急の判断を行う。
「レーダーmms」のエンジニアらが次世代の自律型電気交通手段を開発する際にドローンという形態を選んだのは、操作がはるかに簡単で、自動充電が可能という理由からだ。アンツェフ氏はさらに、ドローンには地上車両よりも可動パーツや摩耗しやすい部品がはるかに少ないため、耐用年数が大幅に長い点を指摘している。また、ドローンの充電は任務を終えたドローンが戻ってくるドローンポートで行われる。ドローンは24時間稼働するため、1台が充電のためにドローンポートに到着すると、充電を終えたばかりのドローンがタスクのためにポートから出ていくとふうにローテーションが組める。
スプートニクは、ロシアが今後数年の間に、農業、建設の監視、到達が困難な場所への貨物の配達といった分野で民生用ドローンの広範な使用を計画中だと報じている。
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