ウクライナのドローンによるロシアへのテロ攻撃

モスクワにウクライナのドローン3機 住宅やビジネスセンターに被害

23日未明、ロシアの首都モスクワ市と郊外のモスクワ州に、ウクライナのドローン(無人機)計3機が飛来したと露国防省が発表した。対空防衛システムで撃墜、または墜落させたが、破片が落下するなどして集合住宅やビジネスセンターで被害が出た。けが人はなかったとしている。
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同省によると、シェレメチボ国際空港に近いモスクワ州北部のヒムキ地区と西部マジャイスク地区にそれぞれ1機が飛来し、対空防衛システムで撃墜した。モスクワ市に飛来した3機目は、電子戦システムで対応したところ制御を失い、ビジネスセンター「モスクワ・シティ」の建物の一つに墜落した。
市内で墜落したドローンによって、モスクワ・シティの高層ビル1棟と周辺の集合住宅の窓ガラスが割れるなどの被害が出た。また、ヒムキ地区で撃墜されたドローンの破片で、民家や非現住建造物が損傷した。
ウクライナはモスクワへのテロ攻撃を強めている。モスクワ・シティとその周辺には7月30日、8月1日、18日にもドローンが墜落して、軽微な被害が出ている。そのほか、首都郊外のモスクワ州も含め度々ドローンが飛来しているが、対空防衛システムによる対応によって甚大な被害には至っていない。
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