ネス湖のネッシー探しはすでに90年近くも続けられている。怪物探しは、1933年、それを目撃したという、湖畔近くのホテル経営者らが慌ててバーに駆け込んで話したことがきっかけで火が付いたとガーディアン紙は書いている。以来、科学者や熱狂的な愛好家らは深さ230メートルの湖を探しては、巨大な魚がいないか、プレシオサウルス首長竜のような先史時代の海洋爬虫類の証拠がないかと探してきたが何も見つからなかった。2018年、国際的な研究者チームが怪物の目的情報の真偽を確かめようと、湖のDNA調査を行ったが、それを裏付けるような大型動物は存在しないという結論を出している。
こうした結果にもかかわらず、ネス湖エクスプロレーションの学者らは湖の調査を断固として続けると意志は固い。「我々の目的は、理解をはるかに超えるような自然現象、行動の全てをキャッチし、調査、分析することに常に変わりない。世界中の多くの人の心を虜にしてきた、この謎を解明しようという次世代のネス湖愛好者を、我々は魅了することができると期待している」エクスプロレーションの科学者のひとりはガーディアン紙からの取材にこう語った。
確かにネス湖は未だに多くの研究者を驚かせ続けている。スプートニクは2020年に同湖畔で大嵐が吹き荒れた後、岸辺に頭部付近に角状の突起のある、蛇に似た、大型の体長の謎の骨が打ち上げられたと報じている。海洋生物学者らによる研究でもついぞ生き物を特定することはできなかった。ネス湖は未だに謎を秘めている。
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