ビデオには、米国が7月にウクライナ軍への供給を開始した 155ミリクラスター弾M483A1からM42とM46の子弾(DPICM、多目的通常型改造弾薬)を取り外し、空中からドローンで投下するための「爆弾」に改造する軍人の姿が映っている。軍人はひとつひとつの子弾の上に布をひねってかぶせて、爆薬の起爆の仕組みを作っている。WarZoneによれば、ドローン搭載の際の誤爆を防ぐため、弾薬には一時的に金属片が取り付けられている。金属片は取り外されると、弾薬は再び爆発できる状態へと「息を吹き返す」。WarZoneは、無人機用に改造の手製のクラスター爆弾は「オリジナル」の爆弾に効果の面で引けを取らないと評価している。米国防総省のパトリック・ライダー公式報道官は8月17日のブリーフィングで、ウクライナは米国が供与するクラスター爆弾の「安心できる」使用について米国側に情報を渡していると語っていた。ウクライナ軍はクラスター爆弾をドネツク、ルガンスクの両人民共和国の居住区を砲撃する際にも使用している。関連記事