広葉樹合板の野原嘉人常務によると、「ジラフナップ」のコンセプトは「立ったまま最高の休息を」。立ったまま短時間の睡眠をとると言われているキリンの英名がモチーフとなっている。
ボックスの内部は公衆電話ほどの広さで、頭、臀部、すね、足の裏の4箇所を支えるように設計されている。これらの部分が固定されれば、簡単にリラックスした立ち姿勢と寝姿勢を保つことができるという。
「ジラフナップ」は医師や看護師、事務職、金融業など、ミスが許されない業種の会社から需要が高い。立ったまま寝ることによって深い睡眠に入りづらくなり、起きた後も仕事へ早く復帰できると野原は語る。
「仮眠を20分程度とり、また重力に対して垂直方向に寝ると深い睡眠に入りにくくなると証明されています。このボックスから出た時、より早く仕事に復帰でき、高いパフォーマンスを発揮することができるのです」
ボックスの対応体重は100kgまで、身長制限は2mまで。発売は今年12月末から来年1月を予定しており、 価格は300万円前後を想定しているという。