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月のオーブン インドの月探査車が南極部の思わぬデータを地球に送信

インドの月探査機「チャンドラヤーン3号」の探査車「プラギヤン」が地球に送ってきた科学データーは、のっけから月の南極について科学者の思い描いていた像を変えてしまった。南極の温度は想像よりもはるかに高温だったのだ。インド宇宙研究機関=ISROはソーシャルネットX(元ツイッター)を通じて、この事実を明らかにした。
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探査車「プラギヤン」は月表面部と表面近くの様々な深部に貫通して計測した温度の変化をグラフにして送ってきている。それを見ると、温度は計測装置が深く入り込めば入り込むほど高くなっているのがわかる。「我々は月の南極付近の表面の温度は摂氏20~30度だとずっと思いこんでいました。ところが実際は思っていたよりもはるかに高かったのです」ISROの職 員のビ・ダルケシュ氏はプレス・トラスト・オブ・インディア紙からの取材にこう語っている。現在、受領されたデータの入念な調査が行われている。
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月探査車を搭載したインドのチャンドラヤーン3号ミッションの着陸機は8月23日、月面に着陸した。こうしてインドはソ連、米国、中国に次いで4番目に自国の探査機を月面に送り込み、また、世界に先駆けて月の南極への軟着陸に成功した。
スプートニクが先日報じたように、月探査には中国も大きく注目している。英国の宇宙コマンドの司令官は、中国は今後数十年のうちに月や小惑星で鉱物の採掘を始めうると述べている。
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