ウクライナのドローンによるロシアへのテロ攻撃

モスクワ郊外でウクライナのドローン撃破=露国防省

ロシア国防省は31日午前、首都南東のモスクワ州ボスクレスネンスク地区でウクライナのドローン(無人機)を撃破したと発表した。
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モスクワ市のセルゲイ・ソビャニン市長によると、これまでに死傷者や建物の損壊などは確認されていない。現場では当局が対応にあたっている。
ドローン飛来を背景に、モスクワの主要3空港では発着の遅れが相次いだ。ブヌコボ、ドモジェドボ、シェレメチェボ空港で少なくとも計59便が遅延した。
また、露国防省によると、ウクライナと国境を接するブリャンスク州では、31日午前10時と正午ごろ、それぞれ1機のドローンが飛来。ロシア側は対空防衛システムで撃破したとしている。
ウクライナのドローンによるロシアへのテロ攻撃
ウクライナのドローン ロシア7地域で大規模攻撃の試み 
一方、29から30日にかけての夜にウクライナのドローン攻撃を受けたロシア北西部のプスコフ空港では、現地時間31日午前7時から運用が再開した。この攻撃では軍輸送機「イリューシン76」が損傷するなどしたが、けが人はなかった。
29日夜から30日、ウクライナによるロシアへの大規模攻撃があった。7地域に少なくとも16機以上のウクライナのドローンが飛来したほか、クリミア半島には巡航ミサイルによる攻撃の試みがあった。いずれもロシア軍の対空防衛システムが対応し、死傷者はなかった。
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