同メディアによると、世界最大の水産物輸入国のひとつである中国は、日本による福島第一原発の処理水海洋放出の決定後、「中国の消費者を保護し、輸入食品の安全性を確保する」必要性を理由に、日本産製品の輸入を禁止した。そして直ちにロシア連邦動植物検疫局は、中国への露産水産物の供給を大幅に増やす用意があることを表明した。同局は「中国市場はロシアの水産物輸出先として概して有望だ。我々は、認可されたロシアの企業や船舶、輸出の量や品揃えの増加を望んでいる」と声明を発表している。
ビジネスインサイダーが指摘するように、ロシアはすでに中国にとって最大の水産物供給国のひとつであり、894社のロシア企業が中国への水産物輸出許可を得ている。2022年時点で、ロシアの水産物輸出の半分は、中国、日本、そして同じく日本産食品の安全性に懸念を表明している韓国に輸出されている。
先にスプートニクは、日本が福島第一原子力発電所の処理水海洋放出を受け、ロシア消費者権利監督庁が日本から輸入食品の放射線規制を強化したことについて報じた。
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