日本は1919年、初の建築に関する法律「市街地建築物法」(建築基準法の前身)を公布。関東大震災の翌年には大きく改正され、現行の建築基準法も地震や災害等が発生する度に重ねられてきた。中埜氏によると、日本の建物は基本的に、他国よりも高い強度が求められるという。
2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震では、東京でも震度5弱・強の強い揺れを観測。しかし、最新の免震技術が導入された高層ビルなどは数分間の揺れに耐え、倒壊することはなかった。
1960年以来、日本は9月1日を「防災の日」と定めている。防災の日には毎年、各地で大地震や災害に備えた避難訓練が行われる。